昨年末、数十年ぶりに入院しました。肺炎で。まさか入院まで行くとは思わなんだ。
さて、あなたは肺炎がひどくなるとどうなるか知っていますか?知らない?それはちょうどいい。お教えしましょう。肺炎が進行するとこうなります。
状態
まず入院前、私がどういう状態だったかというところから説明します。入院明細の診断欄にこうあります。
「呼吸不全あるいは心不全で重篤な状態」
重篤て。いや確かにちょっと「死」という文字が頭の中に浮かんだけどさ。ちなみにCRP定量の値は「25.3」でした。わーお。
症状
まず、呼吸すると胸がズキリと痛みます。肺がやられているわけですからね。深呼吸したら痛むのではなく、通常の呼吸でギリリッと痛みます。このため普段の呼吸が非常に浅く、速くなります。
熱が下がりません。37度〜40度台の間をずーっとさまよいます。ロキソニンなどの強力な解熱剤を飲めば一時的に下がりますが、薬の効果が切れた途端に跳ね上がります。これもかなりつらい。
肺がやられているので、胸から頻繁に咳がでます。喉からじゃないですよ、胸からです。
咳は多くの酸素を消費しますね。しかし呼吸は浅くしかできない。深く吸い込むと胸に激痛。ということは、咳をするたびに激痛でのたうちまわることになります。
あのときの「咳をする恐怖」は筆舌に尽くしがたい。起きている時は「咳がでるな」と痛みの覚悟ができますが、寝ている時にでる咳は・・・。
歩く。酸素消費量が少し増える。胸に激痛。走る?もちろん論外。つまり家の中を歩き回ることすら困難になります。
食欲はとうぜんゼロ。ウイダーイン(エネルギー補給ゼリー)と少しのご飯を口にできるだけ。あとは飲み物。
時間の感覚はなくなり、ただただ、横になって熱と痛みに耐えつつ呼吸するだけの生活になります。そのとき何を考えていたか?何も覚えていません。時間だけがすぎて、自分の思考能力はほぼ無く、必死に痛みと熱に耐えるだけの日々。
症状が進行する前に
肺炎が進行するとこのような症状になります。こわいでしょう?私は「肺炎で人が亡くなる」ということに納得できてしまいました。
実はこうなる数日前に、37、38度台の熱はでるわ胸が少し痛いわで医者にかかっていたんです。そのとき薬(抗生物質など)を処方してもらったのですが、残念ながら効果がなかった。薬は7日分もらっていたので7日間のめば治るかなーと思っていたんですが甘かった。
こんなこわい状態にならないようにするには?
- 通常の呼吸で胸がシクン/ズキンと痛む (痛くて深呼吸ができない)
- 喉からではなく、胸から咳がでる (通常の咳とはあきらかに違うので、すぐ分かります)
- 胸から黄色(緑)のドロリとした痰がでる
- 朝は熱が下がっているが、夜になると熱がはね上がる。これが連日続く
という時はすぐに「呼吸器」の先生に診てもらってください!単なる内科だとハズれるかもしれないよ!早めに専門の先生に診てもらう。これがすごく大事。
以上、肺炎をこじらせるとどうなるかメモでした。あなたも気をつけて!本当に死にかけるから!!!!!
入院しとったんかい!!
大変だったね~。
・・・余談ですが、昨年は色々色々あり(大事なことなので二回w)、私も過労からか高熱で倒れましたが、同僚も倒れました。
しかも肺に穴があいているとか・・・。
うん、この会社ブラックだよね~、と実感。
肺に穴って・・・重度の肺炎よりこわいんですが。
お互いもういいトシなんだから体いたわりながら過ごしませうw
やくにたった
ありがとうございます